吉備中央町は、岡山県の真ん中、標高200~500メートルの高原地帯。
昔から吉備高原と呼ばれている一角にあり、気候はやや内陸性で県南部と比較して冷涼な地域とされています。
でも、実際問題どのくらい涼しいの?
ということで、実際に住んでいる体感をお伝えします!
クーラーがいるのかどうか問題
「クーラーはいりますか?」という質問を良くいただきます。
そんな時は、「絶対はありませんが、熱帯夜で寝れなかった経験はほぼありません」と答えるようにしています。
そう、吉備中央町の夏を語る上で、高原気候なので昼夜の寒暖差があり、朝晩が涼しいといのがの最大の特徴と言えます。
特に朝方は涼しく、気温は20度前後。長袖を羽織って過ごすような感覚です。
ただし、昼間は普通に暑いです!
日陰に入ると涼しいですが、30度超えは日常茶飯事。
高原=涼しい というワケではない のでご注意。
しかも、私が移住してから良く聞く言葉「こんなに暑い日はなかなかなかった」。
そう、世界的な気候変動の影響がこの吉備中央町にも来ている模様。
なので、特に赤ちゃんや高齢の方がいるおうちで、最近になってクーラーを付けだしたご家庭も多いそうです (町の電気屋さん情報)。
住む家の構造によって違う
移住後に住む家が「古民家なのか、最近の家なのかどうか」で、体感温度が変わります。
いわゆる気密性の問題。
風通しが良く昔ながらの工法で建てられている家は、外の気温が低くなれば涼しくなりますし、
最近建てられた高気密、高断熱の家であれば、日中の温度が保たれるので暑いです。
(もちろん断熱されている家は、冬は暖かくて良いです!)
特に土間のある古民家は夏であっても「ひんやり」という言葉がぴったりな時も。
どのような家に住むかで、感覚が変わるということは、移住する前にイメージしておいたほうが良いポイントです。
imakibiより
関東平野にある住宅街、大手ハウスメーカーの建てた家で生まれ育ち、熱帯夜で寝苦しい夜を経験してきた身としては、最初吉備中央町に来て過ごした夏は衝撃でした。
夕方16時頃から涼しくなり、18時頃から心地よい夏の夜の時間のはじまり。日中はクーラーの効いた部屋で仕事をしていましたが、夜は扇風機で十分。
虫の音を聞きながら過ごす時間は格別です。
掛け布団をかけずに寝ると、朝に肌寒くて起きる、なんてこともあるくらい本当に涼しく、この ”過ごしやすい夜”は、吉備中央町で過ごす夏の魅力だと感じています。
吉備中央町を見に来る際には、是非、夕方や朝方にお散歩に出てみて、その過ごしやすさを体感してみてくださいね。