皆さんは松ぼっくりを食べたこと、ありますか?
と言っても、大方の日本人は無いですよね……というか、逆に「えっ?!松ぼっくりって食べれるの?」な感じ。
でも、海外では健康食品として知られていて、針葉樹の多いロシアでは「松ぼっくりのジャム」は割とポピュラーなようです。
そもそも松ぼっくりと言っても
このパリパリのチョリチョリに乾燥した、リースに付いてるようなやつではありませんよ。
まだ木に付いている、青い、ピチピチのやつ。しかし、それですら本当に食べれるのだろうか?な、感じがします……。
んがっ!
この松ぼっくりが意外や意外、爽やかな香りがめちゃクセになるおいしさなのです!
松ぼっくりなら田舎だけでなく都会でも手に入るでしょうから、今日は松ぼっくりシロップの作り方をご紹介しましょう!
松ぼっくりシロップの作り方
材料:
松ぼっくり、砂糖、レモン
松ぼっくり1:砂糖1。レモンは松ぼっくり1kgに対して、1/2~1個くらい。(お好みで調整してください。)
まず、青い松ぼっくりを集めます。
上の写真のようなやつですが、これだと結構大きいのでアクも強いし固いため、もう少し小さいサイズの方がベストです。
青い松ぼっくりを採ってきたら、水に1~2日ほど浸けてアクを取ります。浸けてもアク(松ヤニとか)は完全には取れませんが、だいぶマシになります。
浸けたその水を捨て、松ぼっくりを軽く洗います。
この際、浸けた容器も、手も、松ヤニでベッタベタで不快指数100ぐらいになりますが、ゴシゴシ洗えば落ちます。
水を(適当に)入れ、火にかけます。沸騰して10分~15分くらいで一度煮こぼします。
ちなみに、煮こぼす際に使用したザルも、仕込む鍋も松ヤニでベタベタになりますが、ゴシゴシ洗えば落ちます。なので、ゴシゴシ洗える系のお鍋、もしくは、捨ててもいいぐらいのお鍋を使用することをおすすめします。
鍋に松ぼっくりを戻し、ひたひたよりも多めの水を入れ(ジャムの場合は、ひたひたぐらい)、砂糖、輪切りにしたレモンを加え、再び火にかけます。
シロップの場合は、沸騰してから20分ほどで火を止めます。ジャムにする場合は、更に20分ほど煮込み、松ぼっくりが柔らかくなればOKです。
粗熱がとれたら、茶漉しなどで濾して、保存ビンに移します。(ジャムの場合は、松ぼっくりごと保存)
上の写真は、別の器に移しかけたところで写真を撮り忘れたことに気付いたので、ちょっと貧相な感じになっていますが、だいたいこんな感じです。
浮いている白い繊維は、レモン果肉です。
シロップの色は薄いサーモンピンク~オレンジな感じ。ジャムだともっと色が濃くなります。
完成!
お好みで、水や炭酸水で割って飲みます。焼酎や日本酒で割ってもおいしいですよ。
どんな味かめっちゃ気になるけど、自分で作るのは……という、お近くにお住まいの方に朗報です。
なんと!只今、道の駅かもがわ円城 にて期間限定で営業しているimakibi stand で味わっていただくことができます!
松ぼっくりの爽やかな風味のドリンク、題して「森の風」。かき氷のシロップとしても味わっていただけますが、どうしても氷で味が薄くなってしまうので、おすすめはドリンクです。
松ぼっくりの他にも、抹茶味なのに健康的というスギナシロップとミルクのハーモニーが癖になる「野の風」かき氷も販売中!
スギナは定番メニューとしてご提供できますが、松ぼっくりは吉備中央町の今年のシーズンが過ぎてしまったので、ご提供できるのは今あるものだけ。興味のある方は、お早目にどうぞ!
imakibi stand: かき氷とドリンク
@道の駅かもがわ円城 2階右手最奥
毎週土日営業(お盆期間は、8/13~8/16まで営業)
11:00〜16:00(売り切れ次第終了)
いかがでしたでしょうか?
来年の5~6月のシーズンには青い松ぼっくりをGetして、是非シロップやジャムを作ってみてくださいね!
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